G-DRAGON 新曲『POWER』の歌詞とその日本語訳を徹底解説

G-DRAGON新曲『POWER』の歌詞と日本語訳を紹介!

2024年10月31日にリリースされたG-DRAGONの新曲『POWER』。この楽曲はヒップホップのエネルギーあふれるビートにG-DRAGONの鋭いラップが加わり、ファンを虜にしています。本記事では、G-DRAGONの独特な表現が詰まった『POWER』の歌詞原本と日本語訳を紹介します。彼が歌詞に込めたメッセージを解説しながら、その意味を読み解いていきましょう。

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『POWER』の歌詞原本と日本語訳

以下に『POWER』の韓国語歌詞と日本語訳を並べてご紹介します。歌詞には、メディアの影響力や自己の力への皮肉が込められており、G-DRAGONならではのウィットに富んだ表現が光ります。


韓国語歌詞原本

When G.D’s in the house (Übermensch)
When G.D’s in the house
Guess who’s back (It’s ur boy G.D)

Now I got the power,
The power power up power power
The power up power power yet, yet
억까 짤 퍼다 샬라샬라하다가 shout out
Pump up the power 난 자유로워 yap, yap
Do not waste your time yea it’s gotta be me
Prove ‘em all wrong I’ve got all the receipts
I got the power the power power up power
나는 나다워서 아름다워 yep, yep

애들이 나보고 개꿀이라더군
댓글 리플 관종 걔들 입틀막고
2세대 한정품이 세기의 완성품
(Like a Dragon fly) 누울 자리 글로 발명품

Hi-Hey-How u doin’ My-my name is (Called)
G to the D or ‘GOAT’ the livin’ legend
King is still poppin’ (star) ‘K’- 다시
I heard you’ve got the straight flush (Whateva)
“He’s 4ever royal.”

I don’t give a 쉬-잇 웃다 끝 ‘돈’ 기부 ‘억’ 씨-익
권력오남용 묻고 관용 천재 지병 불가항력
Way too strong I’ve got that

Now I got the power,
The power power up power power
The power up power power yet, yet
억까 짤 퍼다 샬라샬라하다가 shout out
Pump up the power 난 자유로워 yap, yap
Do not waste your time yea it’s gotta be me
Prove ‘em all wrong I’ve got all the receipts
I got the power the power power up power
나는 나다워서 아름다워 yep, yep

일당백 ‘지뢰밭’ 본업이(Born to be) ‘BANG’
Nothin’ U ain’t know But A ‘G’ Thang
But my girl, Y’all my brothers (Who run the world?)
The world is yours
동서남북 Asia (미르시여)
Europe to Australia (나르샤)
Africa 2 America (어서옵쇼)
Started from the bottom ‘Now, Here’ (아리랑)

I don’t give a 쉬-잇 웃다 끝 ‘돈’ 기부 ‘억’ 씨-익
권력오남용 묻고 관용 천재 지병 불가항력
Way too strong I’ve got that

Now I got the power,
The power power up power power
The power up power power yet, yet
억까 짤 퍼다 샬라샬라하다가 shout out
Pump up the power 난 자유로워 yap, yap
Do not waste your time yea it’s gotta be me
Prove ‘em all wrong I’ve got all the receipts
I got the power the power power up power
나는 나다워서 아름다워 yep, yep

I got the power the power power, “88 날아.”


日本語訳

G.Dがここにいる (Übermensch=ニーチェが提唱した超人という概念)
G.Dがここにいる
誰が帰ってきたと思う?(俺だよ、G.D)

さあ、俺には力がある
力を強めて、さらにパワーアップ
偏見やくだらない話が飛び交う中、叫びを上げる
力を高めて、俺は自由だ
時間を無駄にするな、俺がやるべきなんだ
全員に証明する、証拠は全て持っている
力を持っている、それが俺だから美しい

みんなが俺を「最高」と言うけれど
コメントで目立ちたがる奴らは黙ってろ
第二世代の限定品から、この時代の象徴へ
(ドラゴンのように)歩く先々に足跡を残す

やあ、元気か? 俺の名前は
GからD、生ける伝説「GOAT」
まだ王は健在
ストレートフラッシュを持ってるって?(どうでもいいさ)
「彼は永遠の王者だ」

気にしない、笑って終わらせ、億単位で寄付する
力の乱用を我慢し、それを天才と呼び、止められない力
俺はとても強力な力を持っている

さあ、俺には力がある
偏見やくだらない話が飛び交う中、叫びを上げる
力を高めて、俺は自由だ
時間を無駄にするな、俺がやるべきなんだ
全員に証明する、証拠は全て持っている
力を持っている、それが俺だから美しい

一対百の地雷原、(運命として)
何も知らないが「G」なことだけ
でも俺の仲間、みんなが兄弟(誰が世界を動かす?)
世界はお前のものだ
東西南北アジア(偉大なるドラゴンよ)ヨーロッパからオーストラリアまで(飛び立とう)
アフリカからアメリカまで(ようこそ)
下積みからここまで来た(アリラン)

気にしない、笑って終わらせ、億単位で寄付する
力の乱用を我慢し、それを天才と呼び、止められない力
俺はとても強力な力を持っている

さあ、俺には力がある
力を強めて、さらにパワーアップ
偏見やくだらない話が飛び交う中、叫びを上げる
力を高めて、俺は自由だ
時間を無駄にするな、俺がやるべきなんだ
全員に証明する、証拠は全て持っている
力を持っている、それが俺だから美しい

力を持っている、「88、飛び立て」


歌詞に込められたG-DRAGONのメッセージ

7年4ヶ月ぶりにカムバックしたG-DRAGON(以下「G-DRAGON」)の新曲『POWER』は、彼の人生における困難な時期を反映した楽曲です。この曲では、彼が近年経験した厳しい出来事、特にメディアがもたらした影響について語っています。ビッグバンの活動停止や、自身にかけられた予期せぬ疑惑による苦しみなどが、彼を窮地に追いやりました。この曲は特に、メディアによる圧力と偏見に焦点を当てています。

メディアへの批判を示す象徴的なビジュアル

『POWER』のジャケット写真でG-DRAGONは、色とりどりの「POWER」という文字があしらわれた帽子で口元を隠しています。これは、彼が発言する機会さえ与えられず、メディアの「力」によって一方的に非難を浴びせられてきた自身の状況を象徴しています。また、「W」の文字が「₩」(韓国ウォン)に置き換えられている点も特徴的で、G-DRAGONは「知る権利」や「報道の自由」を掲げながらも、商業的な目的で人々を苦しめるメディアの姿勢を皮肉っています。

メディアによる苦悩とG-DRAGONの思い

G-DRAGONは以前、自らの無実を訴えるため警察に出頭した際、「メディアは自分が知らないことを自分について語っている」と感じたと述べました。さらに、全身の体毛を剃ったといった根拠のない報道が彼を困惑させました。また、柔軟な動きや慎重な言葉遣いまでもが、彼を中傷する者たちの憶測によって「薬物使用の証拠」とされる現状に、絶望したといいます。

『POWER』の歌詞に込めたメッセージ

G-DRAGONは『POWER』の中で、偏見に満ちたコメントや、注目を浴びるためだけに行動する者たちに対して「観客の口を閉じさせろ」と歌詞に込めています。このフレーズは、メディアや一部の大衆がもたらした彼の苦痛と、その影響に対する抗議を象徴しています。

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『POWER』MV解析

G-DRAGONの新曲『POWER』のミュージックビデオ(MV)は、彼が抱いていた感情やメッセージを巧みに表現しています。かつての名曲『One Of A Kind』にも匹敵する感覚とウィットが盛り込まれたワンテイク映像で、G-DRAGONはメディアに向けて「俺の罪を証明してみろ」と挑発し、「時間を無駄にするな」と自らの立場を強調しています。このMVでは、彼がメディアから受けた偏見と権力の乱用に対して怒りをぶつける姿が映し出されています。

自由とユーモアが際立つMVの演出

MVでは、G-DRAGONはブラスのビートや力強いリムショットビートに合わせて、楽しそうで自由な姿を見せています。『Nuthin’ but a G’thang』のタイトルを引用したり、自分のことを“GOAT”(最高の意)と称し、山羊(goat)に向かって座り込むシーンもあります。また、ニュースキャスターのマイクに向かって「誰が世界を動かす?世界はお前らのものだ」と嘲笑する場面や、「88年に飛び立つ」という彼の誕生年を示すフレーズを歌うことで、G-DRAGONは「自分らしさ」を称賛しています。ここでの「メディアの権力」は、彼の「力」へと転換され、逆手に取られています。

アーティストとしての新たな役割と影響力

G-DRAGONは7年ぶりのカムバックに向けて、さまざまな前向きな変化も経験してきました。新たな所属事務所への移籍、KAISTでの特別講師としての活動、さらには自身が名誉理事長を務める財団の設立です。彼はこの財団を通じて「アーティストとして、世界に幸福や平和をもたらすことができる」と語り、芸術家の影響力についても強調しています。これは、歌詞の「笑って終わり、億単位で寄付する」というフレーズにも通じています。

『POWER』に込められた哲学とG-DRAGONの生き方

G-DRAGONが掲げる人生の指針「事必帰正(すべての物事は正しい道に戻る)」が、このシングルには反映されています。彼はこの価値観をもとに、過去の辛い経験を乗り越え、軽やかで爽快なシングル『POWER』を生み出しました。世間の批判や誤解に対し、G-DRAGONは「笑顔で怒る方法」を心得ており、ユーモアと強さを持って立ち向かっています。このシングルは、彼が世の中の偏見や不公正に対して自らの「力」で応戦する決意を示しているのです。

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G-DRAGON『POWER』

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