音楽業界のレジェンド・J.Y. Park、BIGBANGのD-LITE、そして若手歌手チョン・ドンウォンが一堂に会した「家D-LITE」の特別回。
世代を超えた交流、裏話満載の音楽トーク、そして笑いあり感動ありの濃密な時間が繰り広げられました。
今回は、この神回ともいえる放送内容を詳しくご紹介します。
J.Y. Parkとチョン・ドンウォン、意外な“ご近所トーク”からスタート
番組は、D-LITEがJ.Y. Parkとチョン・ドンウォンを迎える形で始まりました。
驚くべきことに、二人は以前、同じマンションの同じデザインの部屋に住んでいた経験があるとのこと。
「どうりであの家に惹かれたんですよ」というチョン・ドンウォンの一言に、J.Y. Parkも「僕たちは同類だね」と笑顔を見せます。
音楽の話が始まる前から、和やかな空気が漂っていました。
“JD1”の活動再開はあるのか? 現実的な葛藤
チョン・ドンウォンがアイドルキャラクター“JD1”として活動していた頃の話題に。
「大変だったけど楽しかった」と振り返る一方で、現実的な経営視点からの葛藤も明かします。
「チョン・ドンウォンが頑張って稼いだお金を、JD1が使うだけで返さない。経営者としては機会損失も考えるべき」
この発言にJ.Y. Parkも深く共感。
もし5億ウォンを失った場合、本来稼げた10億ウォンも含めて“15億ウォンの損”になるという具体的な例で、ビジネスの厳しさを語りました。
ただし「2段階成長できれば再挑戦もアリ」とも話し、完全な引退ではないことも示唆しました。
『Easy Lover』制作秘話と“2回でOK”のレコーディング
今回の収録では、J.Y. Parkが手がけたチョン・ドンウォンの楽曲『Easy Lover』の制作裏話も語られました。
本来、J.Y. Parkのレコーディングは数百回のやり直しで有名ですが、今回はなんと“2回”でOKが出たとのこと。
その理由についてJ.Y. Parkは、
「細かい部分まで練習してきたことが伝わった」
と高く評価。
チョン・ドンウォンも「ついに認められた気がした」と喜びを隠せませんでした。
『WORLD OF STREET WOMAN FIGHTER』で再燃したダンス愛
J.Y. Parkは、最近審査員として参加した『WORLD OF STREET WOMAN FIGHTER』についても熱く語りました。
特に印象に残ったダンサーとして、日本の「RIEHATA」と「KYOKA」、韓国の「Leejung Lee」を挙げ、
技術と個性を兼ね備えた彼女たちのパフォーマンスを絶賛しました。
さらに、韓国ダンサーの“ビジネスセンス”や、日本チームの“ディテールへのこだわり”といった国ごとの強みも分析。
長年プロデューサーとして第一線に立ち続ける視点ならではのコメントでした。
TWICEの絆とJYPの社風
話題はJYP所属の人気グループTWICEへ。
デビュー10年目にしてメンバー全員が仲良く活動を続けている姿勢を、J.Y. Parkは「本物」と称賛しました。
特に、初のソロ活動を任されたナヨンが「他のメンバーが気を悪くしないか」を心配していたエピソードには、スタジオも感動。
また、JYPの社内文化として、新入社員にも“パク・ジニョンさん”と呼ばせるフラットな関係性や、自筆の手紙とスケジュール帳を渡す習慣も紹介されました。
「悪い言葉を使わない」というポリシーが、温かい社風を支えていることがよく分かります。
世代別ゲーム&駄菓子ASMRで大盛り上がり
番組後半は一転して、笑いの絶えない世代別ゲームコーナーへ。
「バズ」というお題に対して、50代・30代は“BUZZ(バンド)”、10代は“Galaxy Buds(イヤホン)”と回答し、ジェネレーションギャップが露わに。
さらに、懐かしの駄菓子をASMR形式で食べる企画では、世代ごとのお菓子の違いと食べ方に爆笑が止まりませんでした。
JYPの“JYPボイス”や、JD1のネーミングを使った食レポも飛び出し、ファン必見の映像となりました。
60歳での“カーテンコール”と、それぞれの引退像
J.Y. Parkは60歳で歌とダンスを引退するという目標を改めて語り、そのラストソングのタイトルはすでに『カーテンコール』に決めていると明かしました。
「よくやった、また観たい」と言われる余韻のある引退を夢見ているとのこと。
一方、D-LITEも「ステージ上で声が出なくなる瞬間にマイクを置きたい」という目標を持っており、二人のプロとしての覚悟が伝わる場面でした。
まとめ
今回の「家D-LITE」は、笑いと感動、そして深い音楽論が絶妙に融合した回でした。
JD1の将来、JYPのプロデュース哲学、世代を超えた交流、そして引退後のビジョンまで――まさにエンタメと人生論の宝庫。
ファンならずとも見逃せない内容でした。