パク・ボヨン主演!韓国ドラマ『未知のソウル』徹底解説 ~あらすじ・キャスト・感想・配信情報~

ドラマ『未知のソウル』公式ポスター。双子の姉妹ユ・ミジ(左)とユ・ミレ(右)をパク・ボヨンが一人二役で演じることでも話題

『未知のソウル』が注目

今韓国で放送中の韓国ドラマ『未知のソウル』が国内外で大きな注目を集めています。パク・ボヨンが顔はそっくりだけど中身は正反対の双子姉妹という一人二役に挑戦し、相手役にはパク・ジニョン(GOT7出身)を迎えたことで放送前から話題となりました。物語は双子の姉妹が人生を入れ替えて本当の愛と人生の意味を探すというヒューマンドラマで、2025年5月末からtvNの土日ドラマ枠で放送がスタート。さらにNetflixを通じて世界同時配信されるや否や、配信開始2週でNetflixグローバル(非英語シリーズ)ランキング3位に入る快挙を達成しました。本記事では『未知のソウル』の魅力を、あらすじ、キャスト、視聴者の感想、配信情報、裏話まで7つの観点からたっぷりとご紹介します。

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あらすじ

顔以外は何もかも正反対の双子の姉妹、ユ・ミジとユ・ミレ。ある人生の大きな危機をきっかけに、二人はお互いになりすまして生活を入れ替わる決断をします。それは短期間の“人生交換”のはずでしたが、その嘘によって二人の人生は思わぬ方向へ動き始め、それぞれが本当に求めていたものに少しずつ気づいていくことに――。

姉のミレは名門大学を卒業しソウルの金融公社で働くエリート社員ですが、完璧を求められる毎日に心が摩耗し限界寸前の状態です。一方、妹のミジは田舎町のトゥソン里(두손리)で定職に就かず自由奔放に暮らしていますが、村では雑用係のような立場で周囲から冷ややかな目で見られる日々。それでもミジは誰よりも姉想いの優しい性格の持ち主です。限界に達したミレの姿を目の当たりにしたミジは「しばらく人生を交換しよう」と提案し、お互いの人生を入れ替えて暮らし始めます。

入れ替わった当初は戸惑う二人でしたが、他人として生きる日々の中で初めて見えてくる自分自身の姿に気づき始めます。ミジは都会で、ミレは田舎で、それぞれ自分の人生に欠けていたものと出会い、真の愛と幸せを探す物語が静かに動き出します。ロマンスのドキドキ感だけでなく、現代を生きる若者の孤独や葛藤、そして心の再生を静かにしかし力強く描いたヒーリングドラマでもあります。

主要キャストと役柄

本作の魅力を支えるキャストも豪華です。中でも主演のパク・ボヨンは双子の姉妹を一人二役で演じ分ける難役に挑戦し、その演技力が各方面から絶賛されています。主要な登場人物とキャストは以下の通りです。

  • パク・ボヨン (ユ・ミジ / ユ・ミレ役) – 本作の主人公で一卵性双生児の姉妹。明るく生き生きとした妹ミジと、真面目で忍耐強い姉ミレという対照的な双子を演じます。ミジはかつて短距離走の天才少女と呼ばれた陸上選手でしたが、不運な怪我で引退し現在は日雇い労働で生計を立てる快活な女性。一方のミレは先天性の心臓病を克服してエリート街道を歩んできた完璧主義者で、名門大学を経て金融公社に勤めるキャリアウーマンです。ミジは高校時代にホスとお互い初恋の仲でもありました。
  • パク・ジニョン (イ・ホス役) – 双子と高校の同級生だった青年で、現在はソウルの大手ローファームに勤めるエリート弁護士。端正なルックスと隙のない立ち居振る舞いで一見非の打ち所がない完璧男子ですが、10代の頃に遭った交通事故の後遺症からくるトラウマを抱えており、「平凡に過ごす」ため水面下で必死に足掻いている繊細な一面も持ちます。実はミジとはお互いに初恋の相手同士です。
  • リュ・ギョンス (ハン・セジン役) – トゥソン里に移住してきた農場「昌華農園(チャンファ農園)」の若き経営者。以前は証券会社でCIO(最高投資責任者)を務めていた異色の経歴の持ち主です。農村の世界にも持ち前のユーモアと飄々とした性格で溶け込み、新参者ながら村の古株たちとも上手くやっています。しかし穏やかな笑顔の裏には都会での挫折という影も抱えており、“ミレとして生きるミジ”との出会いを通じて彼自身の心にも変化が訪れます。
  • ウォン・ミギョン (キム・ロサ役) – トゥソン里で30年以上続く名物食堂「ロサ食堂」の女主人で、実はかつて美しい詩を書いて名を馳せた詩人という秘密の過去を持つお婆さん。一見厳格で近寄り難い虎のような性格ですが、長年にわたり母校に匿名で奨学金を寄付してきた一面もあり、物語が進むにつれて新たな素顔が明らかになっていきます。

※この他、双子の母親ユ・オクヒ役にチャン・ヨンナム、ホスの母親ヨム・ブンホン役にキム・ソニョンなど実力派ベテラン勢が脇を固め、物語に深みを与えています。

視聴者・批評家からの感想・評価

『未知のソウル』は視聴者や批評家から高く評価されています。韓国では第4話で首都圏視聴率7.5%、全国6.7%を記録し、自己最高を更新しました。物語前半から引き込まれる展開とパク・ボヨンの一人二役の熱演に対し、「さすが感情演技の名手」「癒やされるドラマ」といった好意的な声が視聴者の間で多数上がっています。また映像美や音楽の美しさも好評で、「映画のようなクオリティ」「ソウルと田舎の対比が印象的」などの感想もSNS上で見受けられます。

さらに本作は海外でも大きな反響を呼んでおり、Netflixでは配信開始から2週でグローバル非英語シリーズのTOP3にランクインする人気ぶりを示しました。アメリカのVariety誌は「パク・ボヨンは役を入れ替わる双子を演じるという複雑な課題に挑み、それぞれ異なる4つのペルソナを効果的に表現した」と彼女の演技を絶賛しています。米Forbesも「この新ドラマでパク・ボヨンは双子のミレとミジという性格が全く異なる2人の人物をリアルに描き、彼女たちがお互いのフリをする姿も説得力たっぷりに演じている」と高く評価しました。世界的なレビューサイトでもIMDb平均評価8.5点、Filmarks☆4.4/5という高スコアを記録しており、国境を超えて作品のクオリティとパク・ボヨンの演技力が賞賛されています。

日本での視聴方法(配信・放送情報)

韓国ではtvNにて2025年5月24日から6月29日まで毎週土・日曜の夜9時20分(現地時間)に放送中で、全12話が予定されています。日本からはNetflixで視聴可能で、2025年5月24日より毎週新エピソードが独占配信中です。Netflixで「未知のソウル」と検索すればすぐに見つかり、日本語字幕および日本語吹替で楽しむことができます。なお、Netflix作品のため基本的に他の配信サービスやテレビ放送では現在視聴できませんが、Netflix会員であれば追加料金なしで全話見放題です。

※韓国での放送スケジュールに合わせて毎週土日に新エピソードが公開されているため、日本でもリアルタイムに韓国最新話を楽しめます。見始めたら毎週末が待ち遠しくなること間違いなしです。

制作の裏話・トリビア

  • パク・ボヨンの挑戦:パク・ボヨンは本作での一人二役について「自分の人生で二度とない挑戦でありチャンスだと思った」と語り、出演を即決したそうです。制作発表会では「想像していたより演じ分けがずっと難しく、同時に2つのドラマを別々に撮っているような感覚だった」と振り返っており、女優として新境地を切り開く意気込みが伝わります。
  • タイトルの意味:韓国語タイトルの「미지의 서울」は直訳すると「未知のソウル」という意味ですが、主人公の名前ミジ(미지)とも掛けたダブルミーニングになっています。つまり「ユ・ミジのソウル(ミジの서울)」であると同時に「未知のソウル(未だ知らない서울)」という含意があり、ミジが未知の街・ソウルで新たな人生を切り開く物語を象徴しています。英語タイトルは Our Unwritten Seoul(私たちの書かれざるソウル)で、まだ綴られていない彼女たちの人生がこれから描かれていくことを暗示しています。
  • 制作スタッフ:演出は『ボーイフレンド(남자친구)』や『サイコだけど大丈夫(사이코지만 괜찮아)』などヒット作を手掛けてきたパク・シヌ監督で、「久しぶりに見る伝統的なドラマになるだろう」と本作への自信を語っています。脚本はイ・ガン作家で、彼は名作青春ドラマ『五月の青春』で歴史に翻弄された若者たちの恋と友情を鮮烈に描いた実力派です。本作では舞台を現代のソウルに移し、デジタル社会の中で自分の価値を見失いかけた若者たちにもう一つの青春を照らし出しています。音楽は『トッケビ〜君がくれた愛しい日々〜』や『愛の不時着』など数々の人気ドラマで劇伴を担当したナム・ヘスン音楽監督が担当しており、物語を温かく彩る名曲の数々も見どころです。
  • 双子役ならではの裏話:劇中ではパク・ボヨン演じるミジとミレが入れ替わるため、パク・ボヨン自身が4通りの人格(ミジ、ミレ、ミジが演じるミレ、ミレが演じるミジ)を演じ分けています。撮影では入れ替わりシーンを撮る際に同じ場面を異なるキャラクター視点で二度撮影する必要があり、一人で膨大なカットをこなす大変さがあったそうです。しかしその努力の甲斐あって、しぐさや声色、表情の微妙な違いで今画面に映っているのが「ミジなのかミレなのか」を視聴者が意識できるほど見事な演じ分けに成功しています。このパク・ボヨンの巧みな演技は「さすが俳優パク・ボヨン」「没入感がすごい」として視聴者からも絶賛されています。
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まとめ:こんな人に『未知のソウル』がおすすめ

『未知のソウル』は心温まるヒューマンドラマと胸キュンなロマンスが融合した良作です。双子の入れ替わりという設定からドタバタコメディを想像するかもしれませんが、本作はそれだけではありません。忙しい現代社会に疲れて「ちょっと立ち止まりたい」と感じている人にこそ見てほしい、静かな癒やしと希望を与えてくれるドラマでもあります。他人の人生を生きるという一見奇抜な体験を通じてこそ、自分自身の本質と向き合う――そんな逆説的なメッセージが物語の隅々にまで息づいており、見終わった後には心に暖かい灯火がともることでしょう。パク・ボヨンの魅力あふれる一人二役の演技や、ソウルと田舎を舞台に描かれる“もうひとつの青春”の物語にきっと心を打たれるはずです。韓国ドラマファンならずとも、多くの人におすすめできる作品です。ぜひチェックしてみてください。

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未知のソウル 韓国ドラマ

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