韓国の人気ガールズグループ、ニュージーンズが11日、新たに開設したYouTubeチャンネル「nwjns」で約30分間のライブ放送を行い、元ADOR代表のミン・ヒジン代表の解任に関してメンバーたちが率直な意見を語りました。ファンである「バニーズ」に向け、メンバーたちはミンヒジン代表の復帰を求める意志を表明し、解任に対する不満や現状の問題点を詳細に伝えました。
緊急ライブのポイント
意見表明のためのライブ配信
- 先月28日に経営陣とのミーティングで意見が十分に伝わらなかったため、今回のライブを準備。
- ハイブや新しいADORには伝えず、ニュージーンズのメンバー自身が準備した場である。
- ミン・ヒジン代表とも話していないことを強調。
ニュージーンズにはミン・ヒジン代表が必要
- デビュー初期からミン・ヒジン代表との深い絆を築いてきたため、ニュージーンズには彼女が必要。
- アーティストが自由に創作できる環境を整えてくれる人が必要で、現在のハイブと新しいADORはそのケアを全くしていない。
ハイブと新しいADORはニュージーンズの保護に積極的ではない
- 流出した医療記録や練習生時代の映像に対するハイブの積極的な対応がなく、アーティスト保護の最優先事項に違反。
- ハイブの4階でヘア&メイクを待機中、他のアーティストのマネージャーから「無視しろ」とハニに対しての言葉の暴力があった。
- 現在のADOR代表であるキム・ジュヨンは、現場で確認できないため問題をスルーするという結論を下した。
- 4月頃、カムバック1週間前にキム・ジュヨンCHROがミン・ヒジン代表の背任に関する記事を配布し、アーティストに混乱をもたらした。
- 8月末、ミン・ヒジン代表の解任はアーティストさえ知らされておらず、精神的なダメージが大きかった。
- ニュージーンズに対するハイブの他の差別的な待遇も存在（今回のライブでは言及されていない）。
元のADORレーベルの経営方式に戻してほしい
- 以前の方式はニュージーンズに最適化されていたにも関わらず、経営とプロデュースを分離することで作業過程の不安を増加させている。
- ドルゴレユクァダンとの不和はあってはならない問題であり、協力関係に対する尊重が不足している。アーティストが求めていない問題まで引き起こしている。
- ハイブが要求する作業の方向性を望んでいない（具体的な説明はなかったが、従来の方向とは反対であるという趣旨）。
9月25日までに元のADORに戻してほしい
- パン議長とハイブに対して、ミン・ヒジン代表の復帰を明確に要求。
【全文翻訳】緊急ライブ放送
（ヘイン）こんにちは、ニュージーンズです。
このような突然の出来事で驚いたバニーズの方もいらっしゃると思いますが、今回のことに関して、メンバーたちの考えや意見を述べたいと思い、このような場を設けました。
まず、このライブをやろうと決めた理由のひとつとして、ミン・ヒジン代表が解任されて間もないにも関わらず、私たちとずっと一緒に仕事をやってきた多くの方々が、不当な要求やプレッシャーで苦しんでいる姿を見るのがとてもつらかったんです。 そして、それを見守ることしかできないのがとても苦しかったです。
また、私たち5人の将来がとても心配でした。本当は、緊急ライブを準備しながら、ライブをした後の反応が当然ながらとても心配でした。そして、ミンヒジン代表の指示で緊急ライブを行うなど、変なうわさも流れるかもしれないので、そこも心配です。
しかし、このことについては、はっきり言っておきたいのですが、私たち5人が本当に言いたいことがあって準備したライブです。 （私たちだけで）準備できない部分は、私たちが信頼している監督さんたちに助けてもらいました。
バニーズの方たちまで私たちのために（声を上げて）サポートしてくれているのに、私たちだけが隠れているのはちょっと違うと思いました。
また、大人の問題だからといって放っておくには、私たち5人の人生がかかっている問題です。そして今の自分たちのことだし、今起きている問題であるため、このように私たちが私たちの声で直接意見を伝えることが大事だと感じ、勇気を出しました。
今日私たちがお話しすることは、結果的にハイブに向けたメッセージです。
私たちは既に現経営陣（新しい経営陣）とミーティングを行い、その場で私たちの意見をお伝えしましたが、ミーティング後の状況を見ると、私たちの意見がしっかり伝わっておらず、コミュニケーションができていないと感じました。だから、私たちの考えを明確に伝えるために、このような緊急ライブを準備することとなりました。
（ミンジ）今日、私たちのこのような発表は、おそらく従業員の皆さんも全く知らないことなので、きっと驚かれたと思います。
今見ている皆さんもたくさん驚かれたと思います。 どこから話せばいいのか悩ましかったですが、私たちの意思を表現するのが目的なので、できるだけ理解してもらえるように話そうと思います。
もちろん、契約上の問題ですべてをお話しすることはできませんが、できる限り率直にお話しします。
ニュージーンズとしてデビューが決まって以来、私たちとミンヒジン代表はお互いのことを知る時間を十分設けました。その当時、私は一緒に仕事をする大人たちに対して警戒心や何らかの不安がありましたが、こうして心を開いて近づいてくれる方は初めてだったので、少し戸惑いもありましたが、確かな違いを感じ、自然と信頼感が生まれました。
デビュー前から今に至るまで、私たちニュージーンズのデビューに関するスケジュールや、その他のさまざまな問題があったことも、すべて知っていました。
しかし、ミンヒジン代表と一緒に仕事をするのがとても楽しく、メンバー全員が同じ気持ちだったので、これまでしっかりと準備し活動を続けることができたと思います。私たちがこのようなミンヒジン代表と一緒に働きたいという気持ちは当然だと考えています。
（ダニエル）私たちがミン・ヒジン代表と一緒に仕事をしたいと思うのは当然だと思います。
ニュージーンズとしてデビューする前から、ミン・ヒジン代表と一緒に過ごした時間を通じて、私たちが作りたい音楽や築きたい世界、私たちのビジョンは多くの点でミン・ヒジン代表と似ていると感じていました。そのため、すべての作業に誠実な心で取り組むことができ、それが私たちの作品に表れていると思います。
何かに真摯に取り組むことができるのは、一緒に仕事をする人たちが互いに信頼し、同じビジョンを持っているからこそ可能なのです。
ミン・ヒジン代表は単に私たちの音楽をプロデュースする人だけでなく、ニュージーンズそのものを形作っている存在です。彼女は私たちと細かな部分まで話し合い、理解できるように丁寧に説明してくれます。ニュージーンズの独特なカラーやトーンはミン・ヒジン代表と共に作り上げられたものであり、彼女はニュージーンズのアイデンティティにとって不可欠な存在で、私たち全員が彼女は替えがきかないと感じています。
（ヘリン）私たちがデビューした後も、皆さんには知られていない理不尽で理解できない出来事が増えていきました。
ご存知の方もいるかもしれませんが、少し前に私たちの練習生時代の映像や医療記録などのプライベートな記録が公開されました。初めてそれを見たとき、私たちは本当に驚きました。私たちを守るべき会社がこのような大事な情報を管理できず、流出させたことが本当に理解できませんでした。
そのため、これからも、私たちに関するおかしな資料（一般的に公開してはいけない情報）や虚偽の情報が広がる可能性があるのではないかと心配せざるを得ませんでした。私たちはこれまでこのような問題について、両親やミンヒジン代表とともに解決策を求めましたが、ハイブは何の対処もせず、（再発防止策など）積極的な措置も取っていませんでした。
そんな中でミンヒジン代表が解任され、私たちは今後、誰を信頼し、誰を頼ればよいか本当に不安でいっぱいです。
このように話さなければ誰も気づいてくれないと思い、私たちは多くの悩みと決断の末に、このライブを決行しました。
（ハニ）私が最近体験したことがあります。ハイブのビル内４階にはヘアメイクをするフロアがあり、他のアーティストやスタッフもよく通ります。
ある日、私はそのフロアの廊下で一人で待っていたところ、他のチームのメンバーとマネージャーさんが私の前を通り過ぎ、挨拶も交わしました。しかし、しばらくして彼らが再び戻ってきた時、そのマネージャーさんが私を無視するように指示していまいました。
私の目の前で、はっきりと聞こえる声で「無視しろ」と言われたんです。なぜそんな目に合わなければならないのか、今でも理解できず、本当に驚きました。
（ミンジ）ハニが体験した話を聞いて、私もショックを受けました。
どうして一つのアイドルグループのマネージャーさんが、そのメンバーに対してあんな無礼な態度を取るのか、そしてそれを聞かせることができるのか。私たちはその後、謝罪も受けておらず、（マネージャーさんは）過ちを認めてもいませんでした。
今後、このようなことがどれだけ起こるのか、守ってくれる人がいない状態で陰でいじめを受けるかもしれないと、当然のように心配です。
（ハニ）こんなことは他のメンバーにも起こってほしくないと思いますが、他のメンバーも同じようなことが起きるのではないかと怖くなります。
また、新しい代表にもこの件についてお伝えしましたが、証拠がないし、もう手遅れだと言われて済まされました。その時、私たちを守ってくれる人がいなくなったことを強く感じました。私が正直に話したにもかかわらず、まるで自分が嘘をついているかのような気持ちにさせられました。
それまでAdorの皆さんが私たちのために戦ってくれていたのに、これから新しい人々が助けてくれるとは言っているものの、ただ言い訳ばかりで、解決できない問題だとして言われておりません。このようなことが続くと、これから何が起こるのか、未来がますます不安で怖くなります。
（ミンジ）私は自分の将来ももちろん心配ですが、私たちがこれまで作り上げてきた作品が侵害されていることが一番怖いです。私たちと同じくらい、いやそれ以上に命をかけて私たちの作品を作り上げてくれた方々が目の前にいるのに、どうしてこんな行動を取るのか理解できません。
新しく来た経営陣はプロデュースと経営を分離すると言っていますが、私たちは他のレーベルとは違うやり方で仕事をしてきましたし、私たちもその点で特に不満もなく、良い方法だと思っていました。すべての仕事の確認をミン・ヒジン代表ができなくなってしまった今、どうやってこれまで通りの仕事ができるのでしょうか。
最近、新しい経営陣が出した声明も私たちは理解できませんでした。
本当に私たちのプロデュースに干渉しないという約束を守るつもりだったなら、今起きているシン・ウソク監督との問題は起こるべきではなかったし、こんな対応をするべきではなかったはずです。彼らが言うところの著作権や肖像権の当事者である私たちが望んでいないのに、一体誰のために働いているのか分かりません。そして、その新しい声明の中で「私たちを守るため、不安を取り除くため」と言っていますが、私たちのためではないのに、なぜそんな風に言い続けるのか理解できません。
私たちはこんな不必要な問題を起こしてほしくありません。そして、代表はもちろん、一緒に仕事をしてきた監督たちに対する尊敬と礼儀を持って接してほしいです。
今行われていることは、決して私たちのためのものではありません。
（ハニ）私たちがとても重要だと思っていること、そしてチームの色やイメージにおいて非常に大切な役割を果たしているのが、メディアコンテンツとクリエイティブな制作です。
多くの方が既にご覧になったかもしれませんが、公式の声明では、元CEOのミン・ヒジンさんにクリエイティブな制作を全て任せると言っていましたし、個人的な会議でもそう話していました。しかし、彼らは私たちのコンテンツを侵害しました。私たちだけでなく、スタッフが何時間もかけてファンのために制作し、公開したコンテンツです。
もし彼らが私たちがどのようなチームであり、どのようなコンテンツを作っているのかを理解していれば、自分たちが設けた境界線を越えることについて、もっと深く考えたはずです。この出来事のおかげで、私たちがこういった問題を防ぐためにできることはあまりないと気づきました。
個人的には、以前のADORの運営方法はビジネスマネジメントとクリエイティブな制作が分離されず、互いに調和しながら機能していたことが重要でした。それが私たちのやり方であり、完璧に機能していました。そして、それはCEOの方法であり、皆さんが楽しんでくださったニュージーンズのコンテンツの制作方法でした。
しかし、今ではミンヒジンさんがもうCEOではなくなり、調和していたはずの要素が、今では別々の二つの領域に分かれてしまいました。
（ミンジ）実際、この件以外にも、私たちが経験していることの中で、常識的に理解できない怖くて不快なことがたくさんあります。
本当にハイブが私たちを考えている会社なのか、疑わしい状況であり、明確な証拠もあります。どれほど事態が大きくなるか分からないので、今日は詳細にお話しするのは難しいかもしれません。
私たちがどんな気持ちでこの場を設け、こうした手段を選んだのか、少しでも理解していただけたらと思います。
（ダニエル）さっきもお話ししましたが、私たちはミン・ヒジン代表と共に、私たちがやりたい音楽でステージに立つのが夢でした。そのために一生懸命努力してきました。しかし、今ではそれを実現することができなくなり、計画していたこともすべて実現できないかもしれません。私たちはただ、自分たちの夢のために努力していただけなのに、何が間違っていたのでしょうか？代表が解任され、たった一週間でこれまで一緒に仕事をしてきた監督とも、これ以上一緒に仕事ができなくなってしまいました。私たちのために常に尽力してくれていた方々も、これからどうなるか分からないので、本当に不安でたまりません。私たちのことを本当に考えているのであれば、「アーティストを最優先にする」という言葉だけでなく、私たちが信頼できて、楽しんで取り組める音楽で活動できるよう、ただそのままにしておいてほしいです。
（ヘリン）私は、私を精神的に成長させ、私の中に生きる力を与えてくれた周囲の方々に心から感謝しています。これからもその方々と仕事を続けていきたいのですが、外部の勢力が絶えず私たちを妨害し、邪魔しているこの状況を理解することができません。
私たちのためだというけれど、いったい何が私たちのためで、どんなことが私たちを成長させると言っているのか、私は全く理解できません。
また、私たちを見て元気をもらい、楽しい思い出を共有してきた私たちのバニーズのファンの皆さんが、なぜこんなことに巻き込まれ、しなくてもいい心配をさせられなければならないのか、本当に申し訳なく、心が痛いです。
そういった中で、私たちニュージーンズとバニーズの関係を象徴している大切な作品（バン・ヒスのチャンネル）まで失うことは、絶対に避けたいと思っています。そして、私はその人たちが目指している方向に決して進みたくないので、その道を選ぶことはありません。
（ヘイン）私たちはミンヒジン代表が解任されたという知らせを、その日付けのニュース記事で知りました。それはあまりにも突然で、メンバー全員がまったく予想していなかった出来事だったので、正直、とても苦しかったです。
そして非常に混乱した気持ちで、ハイブに所属するアーティストとして、会社側からの一方的な通知は、私たちが本当に一切尊重されていないという確信を持つに至りました。
そんな混乱した状況の中で、マネージャーを通じて新しい代表の方が私たちと挨拶をしたいという知らせを受けました。
新代表が就任されて、私たちに最初に取った行動からして、私たちに対する配慮がまったく感じられませんでした。
チュヨン（ADOR新任代表）さんという方は、私たちに”メンバーを配慮する、ニュージーンズが最優先”だと言いましたが、これまでの出来事を見ると、それがただの言葉にすぎなかったことがよくわかります。
そもそも、ハイブ側はニュージーンズのカムバックの1週間前にプロモーションを手伝うどころか、代表の背任に関する記事を出し、外部に私たちニュージーンズを悪く表現するような行動を取りました。それがビジネスのための行為だと言えるのか、今一度、問いたいです。
（ミンジ）すでに半年も経過しているのに、ニュージーンズとして必要のない話題で取り上げられているのが第３者の立場からしても延々と続いているかと思いますが、当事者である私たちとしては非常に不快です。
私たちはまだ一緒にやりたい音楽や達成したい目標があるのに、このままでは前に進むことはおろか、これまで私たちが作り上げてきた作品の色さえも失われてしまうのが、とても心配で、無力感に苛まれます。
本当に、本当に、この互いにとって良くない疲れる行動を止めてほしいという意味で、私たちは直接意思を表明するためにこの場を設けました。
（ハニ）私たちは、それぞれの状況にどのように対応するかを自分たちで選択しますし、HYBEのすべての指示に盲目的に従うつもりはありません。私たちは、今の状況で何も進展がないことをよく理解しており、今よりもはるかに良い待遇を受けるべきだと感じています。
特に、彼らが「ミン・ヒジン代表と引き続き仕事ができるように支援する」と言っていますが、それが本当に私たちを助けたいという真心からの言葉なのかは信じ難いです。彼女が現在この法的紛争の中心にあるにもかかわらず、たった2ヶ月で私たちの将来のプロジェクトを企画し、創造的に制作しなければならないというのは、個人的には全く理解できません。
私たちが望んでいるのは、ミン・ヒジン代表と引き続き仕事ができるようにするという空約束ではなく、法的紛争が解決され、私たちの作業環境が以前のように正常に戻ることです。
（ヘイン）ハイブが今行っている方法は、私たちが経験した中で正直で正しい方法ではないと感じています。
どうかこれ以上邪魔しないでください。代表を復帰させて、今の見知らぬ環境や知らない人々ではなく、元のADORに戻してください。
私たちは今より良い待遇を求めているわけではありません。それぞれが自分の役割をきちんと果たせばいいと思います。
私たちも自分たちの場所でしっかりと仕事をします。どうか私たちのお願いを聞いていただけると嬉しいです。
（ダニエル）人間的な面からも、ミン・ヒジン代表をこれ以上苦しめるのはやめてほしいです。正直に言って、代表が本当にかわいそうで、HYBEがただ非人道的な会社にしか見えません。
こんな会社から私たちは何を学べばいいのでしょう。
（ミンジ）私たちが求めているのは、ミン・ヒジン代表が代表としている経営とプロデュースが統合された元のADORです。
今このお願いをしているのは、HYBEと争わずに良い関係を保つための方法だからです。
私たちの意見がうまく伝わったならば、バン議長、そしてHYBEは25日までにADORを元の状態に戻すという賢明な決断をしてくださることを願っています。
私たちの話を聞いていただき、ありがとうございます。
まとめ
ニュージーンズのメンバーたちは、このライブ放送を通じて、ハイブ側に対する正直な意見を伝えると同時に、ファンや関係者に彼女たちの思いを共有しました。彼女たちが望むのは、ミン・ヒジン氏の復帰と、アーティストが安心して活動できる環境です。このメッセージがハイブ側にどのように受け取られ、今後どのような展開が待っているのか、ニュージーンズメンバーたちがまた、日本でも活躍できることを期待しています。
