韓国ドラマ「誘拐の日」解説:真犯人は?シーズン2の伏線?結末ネタバレ

1. はじめに

誘拐の日」は、真犯人の告白と新たな謎で高まる緊張感の中で幕を閉じました。このドラマは、パク・ユヨン監督によって、作家ジョン・ヘヨンの同名の韓国小説「誘拐の日」をベースに制作され、ユン・ゲサン、パク・ソンフン、ユ・ナ、キム・シンロク、キム・サンホ、ソ・ジェヒなど多くの演技派俳優さんたちが出演することで注目を集めました。

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誘拐の日」はコメディスリラードラマで、娘の医療費を稼ぐために、金持ちの子供(ロヒ)を誘拐計画を立てるちょっと間抜けな男性(ミョンジュン)の物語です。誘拐した子供の両親が亡くなっていることを知り、計画が狂ってしまいます。誘拐犯と誘拐された子供は、その後も人生を変られるほど数々の謎に巻き込まれていきます。

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2. 韓国ドラマ「誘拐の日」最終話の結末解説

「誘拐の日」予告ポスター2

※これからの内容は重要なネタバレを多く含くんでいます。

2.1. 「誘拐の日」の真犯人は?

最終話で、ロヒはヘウンから殺人の告白を引き出します。しかし、ヘウンは逃げるためにロヒを人質にします。その時、ミョンジュンが現れ、孤児院で出会ったことのあるヘウンをなだめます。彼女は何よりも愛されたいと願っています。

ミョンジュンは彼女の悲しみを和らげ、いつも彼女のために祈っていると話します。それによってヘウンは涙を流し、ロヒを解放します。その後、警察はヘウンがチェ・ジンテの真犯人であると発表し、皆が驚きます。

メディアとのインタビューで、ヘウンがジンテの研究に興味を持っていたかどうかという質問が出ますが、サンユンは彼女はただお金目当てだったと話します。

2.2. ロヒの証言

「誘拐の日」 ロヒ
「誘拐の日」 ロヒ

そして、ミョンジュンの裁判の日になり、今度はロヒが自分で証言することを決意します。それは、彼女の言葉が他人によって歪められていたからです。
彼女は裁判官に対して、確かにミョンジュンに誘拐されたという事実はあるものの、彼は一度も彼女に逆らうことなく、ずっと一緒にいる間、安全だったと話します。彼女のこの証言は、感情的な同情からくるものではなく、単純に彼ができるだけ早く釈放されることを望んでいるからです。

ロヒはこれまで自由を感じた瞬間は一度もありませんでした。だたし、ミョンジュンに誘拐されて過ごした日々は、本当の自由というのを感じさせ、理解させてくれました。だから、誘拐犯に対する一般的な見方が何であれ、彼女は彼が自由になることだけを望んでいます。

その後、彼女は法廷の外でウンソンに会い、父親の記録から集めた情報が書かれたメモを渡します。それがウンソンの役に立つことを願いつつ、天才であることが必ずしも楽ではではないと、彼女に伝えます。

2.3. 過去の真実は?

後に、彼女は家に帰りミョンジュンからの贈り物を受け取ります。それは木製の背中かき棒です。(これは韓国で「親孝行の手」という商品名で、意味深です。)ロヒがミョンジュンに初めて会ったときに拾った同じような棒を思い出させます。今、彼女は空っぽの家で一人、初めて心の温もりを感じさせてくれたその男を思い涙を流します。

その後、サンユンがパク・チョルウォンと会った後の出来事を回想します。彼は運命の夜、チェ・ジンテが剣で刺されているのを見て、ヘウンが血まみれで隅に座っているのを思い出します。彼女は彼に小さな声で助けを求めました。チョルウォンはすぐにヘウンに、自分の予備の制服に着替えて車で逃げるようにします。しかし、ヘウンはすぐにチョルウォンがロヒを背負ってる姿を見て、犯罪現場近くで彼を見たことに気づきます。ヘウンは彼を研究室に引きずり込み、ロヒに睡眠薬を注射します。これがロヒがこの事件から生きて脱出した方法です。

2.4. ロヒとミョンジュンはどうなる?

「誘拐の日」 ミョンジュン
「誘拐の日」 ミョンジュン

現在に戻って、ロヒはミョンジュンに定期的に会いに行くようにしています。そのうちの一回で、ロヒはヒエが退院するとインターナショナルスクールに行かせる計画を話します。ミョンジュンはロヒの態度にイライラしますが、彼女の計画を受け入れ、ロヒも学校に行くべきだと言います。

ロヒは自分は学校に行く必要はないと彼に言いますが、ミョンジュンは少なくとも社会性を育てるためにも学校に行くべきだと言います。ロヒはイライラしますが、反対はしません。その後、これ以上に彼を助けられなかったことに対して感謝と謝罪をします。

ミョンジュンは彼女の気持ちを理解し、ムードを和ませるために彼女の頬をつねります。その瞬間、彼女は木製の背中かき棒で彼の頭を叩き、一気に雰囲気が明るくなります。そして、ロヒはミョンジュンが刑務所から釈放される日まで、彼を面会し続けます。

そして、ロヒはヒエと一緒に学校に通い始め、最初は硬い自己紹介をしますが、ミョンジュンの言葉を思い出し、自己紹介を変えます。彼女はついに、普通の12歳の子供として笑顔で生活を始めます。

2.5. 新たな謎の始まり

一方で、ウンソンはロヒのメモに書かれた場所に到達します。そこで彼女は、黒板で高度な数学の問題を解いている女の子がいる教室に連れて行かれます。そして、衝撃的にもウンソンは顔がロヒにそっくりな子に出会います。この女の子が自己紹介する際に「エレナ」と名乗ることで、新たな謎が生まれます。彼女はロヒの双子である可能性も、ジンテが誰にも話していなかったプロジェクトである可能性もあります。

3. 韓国ドラマ「誘拐の日」の評判

誘拐の日」は、エピソードが進むごとに視聴者の関心と共感を集め、これまでにないコメディバディースリラーとして高評価を得ました。同名の原作小説をベースに拡張されたストーリーと新しいキャラクターで差別化を図り、コメディ、ヒューマニティ、ミステリーを絶妙に交ぜた名作ドラマだと評価されています。
特に、不器用な誘拐犯「キム・ミョンジュン」と11歳の天才少女「チェ・ロヒ」の関係性は何よりも特別でした。誘拐犯と誘拐対象、真実を追求する協力パートナー、そしてお互いに家族以上の存在として位置づけられた彼らの関係の変化は、視聴者を深く笑わせ、感動させました。さらに、殺人事件を取り巻く衝撃的な逆転展開も、強烈な魅力で視聴者を引きつけました。

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俳優たちの演技とケミストリーも素晴らしかったです。ユン・ゲサンの演技的な変身は今回も成功です。数々の名作で忘れられないキャラクターを演じてきた彼は、「誘拐の日」で陽気さと真剣さを行き来する多面的なキャラクターで再び自分の価値を高めました。パク・ソンフンは独自の柔らかいカリスマを装備し、素朴で繊細な演技で視聴者を注目させました。
そして、「500対1」の競争率を突破して選ばれたロヒ役のユナは、優れた演技力で演技派子役としてデビューしました。キム・シンロクは、ドラマの中盤で新たなミステリーを吹き込む役割で、いつも以上の存在感を放っていました。

「誘拐の日」予告ポスター
「誘拐の日」のシーズン2はありますか?

現時点では計画されていません。原作小説でもこれ以上の物語はありません。ただし、最後にロヒにそっくりな顔の「エレナ」が登場したことが、伏線でありエレナの物語でシーズン2が制作されるかもしれないという噂はあります。

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4. まとめ

誘拐の日」はかつて、配信前から注目されたドラマではありませんが、完成度高いストーリーと脚本、演技派俳優たちの素晴らしい演技によって徐々に口コミで人気が上がった作品です。最終話まで完結したので一気に見たいという人いるらしく、韓国ドラマファンでなくても楽しめるドラマだと思います。

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