悪魔の計画シーズン２への期待
Netflixで配信され、知的な挑戦と心理的な駆け引きが絶妙に組み合わさったことで話題を呼んだ韓国のリアリティ番組「悪魔の計画」。そのシーズン２がいよいよ配信開始となり、多くの視聴者の期待を集めています。シーズン１では、様々な分野の才能が集結し、知力と戦略を駆使して数々の難題に挑む姿が描かれました。予測不可能な展開と参加者たちの人間ドラマは、韓国国内のみならず、海外の視聴者をも魅了し、高い人気を博しました 。それだけに、早くからシーズン２の制作が待ち望まれていましたが、ついにそのベールを脱ぎ、さらにスケールアップした頭脳ゲームが繰り広げられることになったのです。本記事では、「悪魔の計画シーズン２」の見どころやシーズン１からの進化、注目の参加者などを徹底的に紹介していきます。
「悪魔の計画」とは？
「悪魔の計画シーズン２」は、様々な職業やバックグラウンドを持つ参加者たちが、７日間の合宿生活を通して、究極の知能を持つ者として生き残るためのゲームに挑むという内容の頭脳サバイバル番組です 。本作はNetflixオリジナルシリーズとして配信されており 、韓国語でのタイトルは「데블즈 플랜」、シーズン２のサブタイトルは「데블스 플랜: 데스룸」（Devil’s Plan: Death Room）として知られています 。全12話で構成されており 、2025年5月6日に最初の4話が配信されました。その後、第5話から第9話が5月13日に、最終となる第10話から第12話が5月20日に公開されるという、3週にわたる配信スケジュールとなっています 。毎週火曜日に新たなエピソードが配信される点も注目です 。
この番組は、数々の人気頭脳ゲーム番組を手がけてきたチョン・ジョンヨン（정종연）PDが演出を務めています 。彼は、「ザ・ジーニアス」や「大脱出」といったヒット作を通じて、緻密なゲーム設計と予測不可能な展開で視聴者を魅了してきた実績があり 、「悪魔の計画シーズン２」でもその手腕が遺憾なく発揮されることが期待されます。制作はTEOが担当しています 。Netflixが3週にわたってエピソードを段階的に配信する戦略は、視聴者の関心を惹きつけ、各エピソードの公開を心待ちにするような期待感を醸成する狙いがあると考えられます。最初の数話を一気見した視聴者が、その後の展開について議論したり、次の配信を楽しみに待つことで、番組全体の話題性を維持しようとしているのでしょう。
注目の出演者たち
シーズン２では、シーズン１とは全く異なる新たな顔ぶれとなる14名の参加者が集結しました 。各分野で卓越した才能を持つ彼らが、どのような戦略と心理戦を繰り広げるのか、早くも注目が集まっています。
まず、世界的な囲碁棋士であるイ・セドル（이세돌） 。AIのAlphaGoとの歴史的な対局で知られる彼の参加は、番組に新たな知的興奮をもたらす大きな要因となるでしょう 。
人気グループSUPER JUNIORのメンバーであり、バラエティ番組でも活躍するキュヒョン（규현） 、世界的なNetflixファンにはお馴染みのハリウッド俳優ジャスティン・H・ミン（저스틴 H. 민） 、元JTBCアナウンサーで米国公認会計士の資格を持つカン・ジヨン（강지영） 、そして科学高校を早期卒業しKAIST出身の女優ユン・ソヒ（윤소희） など、多彩な才能が集まっています。
さらに、8年のキャリアを持つ歌手のチュウ（츄） 、プロのポーカープレイヤーであり音楽プロデューサーのセブンハイ（세븐하이） 、ソウル大学出身のインフルエンサーでメンサのIQ測定で最高値を記録したチョン・ヒョンギュ（정현규） 、KAIST出身のモデルであるチェ・ヒョンジュン（최현준） 、ミス・コリア出身の大学生イ・スンヒョン（이승현） 、一般公募を通じて選ばれた整形外科医キム・ハリン（김하린） 、国際物理オリンピックの金メダリストであるパク・サンヨン（박상연） 、企業買収・合併（M&A）専門の弁護士ソン・ウニュ（손은유） 、そしてボードゲームマスターのティノ（티노） といった、多種多様な分野のプロフェッショナルたちが集まりました。
さらに、シーズン１に引き続き、MCとしてパク・キョンリム（박경림）も出演します 。
このように、伝説的な囲碁棋士からハリウッド俳優、メンサ認定のインフルエンサーまで、実に多様なバックグラウンドを持つ参加者たちが集まったことは、それぞれが異なる戦略的思考やゲームへのアプローチを持ち込むことを示唆しており、予測不可能で魅力的なゲーム展開が期待されます。様々な職業や実績を持つ彼らが、それぞれの得意分野を活かし、どのような知略を繰り広げるのか、視聴者は固唾をのんで見守ることになるでしょう。
新要素「デスルーム」とスケールアップしたセット
シーズン２における最も大きな変化は、新たな要素として「デスルーム」（데스룸）が導入されたことです 。これまでの生活空間は「リビングルーム」（생활동）と「監獄ルーム」（감옥동）の二つに分けられ、監獄ルームのプレイヤーは毎晩デスルームで行われる脱落マッチに挑むことになります 。これにより、常に脱落の危機が意識されるようになり、ゲームの緊張感は格段に高まります。シーズン１では「監獄」という空間が存在しましたが、シーズン２ではそれが「監獄ルーム」（감옥동）として拡張され、物語においてより重要な役割を果たすことが示唆されています 。
また、参加者の人数もシーズン１の12名から14名へと増員され 、より複雑な人間関係や戦略的な駆け引きが展開されることが予想されます。さらに、セットの規模も大幅に拡大し、約1000坪（約3300平方メートル）という広大なものになり 、制作費も約20%増加しているとのこと 。これにより、ゲームの内容や演出面でも、よりスケールの大きなものになることが期待されます。
シーズン１では、毎日のミッションの結果によって脱落者が決まるという形式でしたが、シーズン２で導入されたデスルームと生活空間の分割は、ゲームのダイナミクスを根本的に変えるでしょう。毎晩必ず脱落者が出るというプレッシャーの中で、参加者たちは生き残るために早い段階から同盟を結んだり、より戦略的なゲームプレイを展開することが求められるはずです。
シーズン２の見どころ
シーズン２では、シーズン１以上に激しい頭脳戦と心理戦が繰り広げられることが予告されています 。サブタイトルである「デスルーム」が示すように、予測不可能な展開が待ち受けていることでしょう 。多様なバックグラウンドを持つ参加者たちが、それぞれの知恵と戦略をぶつけ合い、高度な心理戦を展開することが期待されます 。特に、囲碁界のレジェンドであるイ・セドルの参加は、戦略面において新たな深みをもたらす可能性があります 。
リビングルームと監獄ルームという二つの生活空間に分かれたことで、参加者たちの間には新たな権力構造や同盟関係が生まれるかもしれません 。また、ゲームのルールを覆す可能性のある「悪魔の選択」（악마의 선택）といった要素も存在することが示唆されており 、これにより、さらに予測不可能な展開が生まれる可能性があります。
デスルームでの脱落というプレッシャーと、多様な才能を持つ参加者たちの存在は、今シーズンにおいて、個人の卓越した能力だけでなく、戦略的な同盟を形成し、維持する能力が生き残るために不可欠であることを示唆しています。デスルームは、敗者復活の機会となる可能性もありますが、同時に、最後の同盟関係が試される場となるかもしれません。
公開後の評価とSNSでの盛り上がり
「悪魔の計画シーズン２」は、公開直後から好意的な反応が多く、Netflixの韓国国内における今日のTOP 10シリーズで1位を獲得するなど、高い人気を誇っています 。シンガポールや香港でも上位にランクインしており 、国際的な注目度も高いことが伺えます。
シーズン１と比較しても、その話題性は大幅に向上しており 、5月第2週にはTV-OTT非ドラマ部門で2位にランクインしました 。特に、参加者であるイ・セドルは、そのゲームプレイが高く評価されており 、非ドラマ出演者話題性ランキングでは6位にランクインしています 。
一方で、多数派の同盟が少数派のプレイヤーを孤立させるようなパワーバランスに対して、一部の視聴者からは賛否両論の声も上がっています 。また、一部参加者の言動に対するオンライン上での批判も見られます 。
公開直後の好意的な反応と高い話題性は、「悪魔の計画シーズン２」が視聴者の関心をしっかりと掴んでいることを示唆しています。イ・セドルの活躍が大きな話題を呼んでいることも、この盛り上がりに大きく貢献しているでしょう。しかし、同盟関係における賛否両論の声は、今シーズンが単なる知力勝負だけでなく、人間関係や政治的な駆け引きも重要な要素となっていることを示唆しており、視聴者の間で活発な議論が交わされていることが伺えます。
まとめ
「悪魔の計画シーズン２」は、激しい頭脳ゲーム、心理戦、そして新たな要素である「デスルーム」など、見どころ満載の番組です。個性豊かで魅力的な参加者たちが繰り広げる知略と策略は、視聴者を最後まで飽きさせないでしょう。ぜひNetflixで「悪魔の計画シーズン２」を視聴し、あなた自身の目でその興奮を確かめてみてください。そして、視聴後の感想をSNSなどで共有し、他の視聴者との交流も楽しんでみてください。
最後に、エピソードは毎週火曜日に段階的に配信されるため、今後の展開にも注目しながら、最後までお楽しみください
