『ザ・エイトショー（The 8 Show）』とは
Netflixオリジナルシリーズ『ザ・エイトショー（The 8 Show ～極限のマネーショー～）』は、2024年5月17日に公開された、8人の人物が8階建ての秘密の空間に閉じ込められるという独特な設定のドラマです。時間が経つごとにお金を稼ぐことができる、甘くて危険なショーに挑む彼らの物語が繰り広げられます。
『ザ・エイトショー（The 8 Show ～極限のマネーショー～）』は、ペ・ジンス作家のウェブトゥーン『マネーゲーム』と『パイゲーム』を基にした8部作のシリーズ物です。これら二つの原作を組み合わせて新しく脚色を試みるのは初めてで、豪華なキャストラインナップが既に多くの期待を集めています。ハン・ジェリム監督が脚本と演出を担当し、リュ・ジュンヨル、チョン・ウヒ、パク・ジョンミン、イ・ヨルム、パク・ヘジュン、イ・ジュヨン、ムン・ジョンヒ、ペ・ソンウが主要な8人のキャラクターを演じます。2022年5月には、当初キャスティングされていたIU（イ・ジェウン）がスケジュールの都合上、公式に降板し、チョン・ウヒがその役を引き継ぐことになりました。
『ザ・エイトショー（The 8 Show）』あらすじ
『ザ・エイトショー（The 8 Show ～極限のマネーショー～）』は、8人の参加者がそれぞれ異なる階に分けられた秘密の空間に閉じ込められ、「時間が積もればお金を稼ぐ」というルールのもと、甘いが危険なショーに参加することから始まります。
『ザ・エイトショー（The 8 Show）』キャスト
ぺ・ジンス（キャスト：リュ・ジュンヨル）
ジンスは大金を稼ぎたい一心で、全財産と借金まで使って投資しましたが、それが詐欺だと判明しました。雪だるま式に膨れ上がる借金に絶望していた彼のもとに、「ザ・エイトショー」の招待状が届きます。ショーに参加することで、驚異的な時給を得て、人生最大のチャンスを掴むことになります。
ソン・セラ（キャスト：チョン・ウヒ）
予測できない明るい性格の持ち主です。お金だけでなく、興味本位でショーに参加します。新しい空間や人々、状況に対する強い好奇心を抱き、ショーを楽しみ始めます。ショーで起こる出来事に初めて感じる快感と喜びを味わいます。
ユ・フィリップ（キャスト：パク・ジョンミン）
「ザ・エイトショー」の中で自他共に認めるブレインです。8人の参加者の中で最も知的で分析的なキャラクターであり、ショーの進行方法や他の参加者の動きをいち早く把握し、解決策を提示します。
キム・ヤン（キャスト：イ・ヨルム）
「ザ・エイトショー」の中で抜け目のない機会主義者です。彼女は状況を素早く見抜き、8つの階を忙しく行き来しながら、自分に有利な状況を作り出すために努力します。損失を最小限に抑えつつ、長く生き残ることを目指しています。
?（キャスト：パク・ヘジュン）
「ザ・エイトショー」で起こる全ての問題を拳と力で解決しようとする激しい性格の参加者です。他の参加者たちにとって恐怖の対象となっています。彼の力は時に対立を抑えますが、予想外の方向で問題を大きくすることもあります。
チュンジャ（キャスト：イ・ジュヨン）
8人の参加者の中で最も優れた運動神経を持っています。正義感が強く、不正を見過ごせない性格です。時間が経つにつれてショーが予想外の方向に進むと、彼女は次第に深い悩みに陥ります。
ムンジョン（キャスト：ムン・ジョンヒ）
全員が争いなく過ごせることを望むショーの平和主義者です。彼女は天使のような心で参加者たちの間の不和を仲裁し、常に周囲を気遣います。全員が幸せで平和な雰囲気の中でショーを続けたいと願っていますが、その実現は容易ではありません。
サングク（キャスト：ペ・ソンウ）
片足に障害があり、参加者の中で唯一身体に不自由があります。しかし、彼は黙々とショーを続けるために自分ができる役割を見つけることに集中しています。
『ザ・エイトショー』見どころ
大人気だった原作漫画
Netflixオリジナルシリーズ『ザ・エイトショー（The 8 Show）』は、政治と経済をテーマに資本主義社会でぶつかる人々の原始的な欲望を描き、グローバルで累積閲覧数3億ビューを記録したペ・ジンス作家のNAVERウェブトゥーン「マネーゲーム」と「パイゲーム」を脚色した作品です。
マネーゲーム
このゲームには8人の参加者がおり、初期資金は448億ウォンです。参加者はこのお金を使ってスタジオ内で100日間生活し、残ったお金を平等に分配します。しかし、スタジオ内の物価は消費者価格の1000倍という特殊なレートが適用されます。参加者は個室が与えられ、ほとんどの物品をインターホンで購入できますが、夜間は個人の部屋にいなければなりません。参加を辞退すると、1000万ウォンの交通費を持って帰ることができます。見た目ほど条件は良くなく、生活に必要なものを満たすだけでも多くの問題が発生し、参加者間の対立が予想されます。
パイゲーム
「パイゲーム」は「マネーゲーム」とは異なるルールで進行します。残り時間の間、密室で耐えることで、耐えた時間だけ賞金が積み上がるシステムです。飲食物を除き、すべての物品を購入できます。ゲームが終了する条件は、残り時間が0になった場合または参加者が死亡した場合です。参加者たちは、物品の購入が時間の消費につながることを知り、ゲームの階層構造が重要な役割を果たすことを発見します。
『ザ・エイトショー（The 8 Show）』は、これら2つのウェブトゥーンをどのように融合させ、独自の魅力を提供するのかが注目されています。人間の生存と欲望が交錯する複雑な状況の中で、参加者たちは協力と裏切りを繰り返しながら最後まで生き残る方法を模索します。
超豪華キャスト
Netflixオリジナルシリーズ『ザ・エイトショー（The 8 Show）』に参加する8人の人物を演じるキャスト陣のラインアップは、その華やかさで注目を集めています。
リュ・ジュンヨルは、『恋のスケッチ〜応答せよ1988〜』で多くの人に注目された以来、映画『梟－フクロウ－』で第59回白石芸術大賞をはじめ、第28回春史国際映画祭など、韓国で最優秀男優賞を連続受賞中の俳優です。彼は映画『ザ・キング』以来、ハン・ジェリム監督と再びタッグを組んでいます。また、Netflix映画『スマートフォンを落としただけなのに』や映画『親の顔が見たい』、『アンカー』など、作品ごとに強烈な演技変身を見せるチョン・ウヒ、Netflix映画『狩りの時間』や映画『ただ悪より救いたまえ』、『密輸』などで信頼と実績のある俳優パク・ジョンミン、ドラマ『わかっていても』で印象的な演技を見せたイ・ヨルム、映画『ソウルの春』やドラマ『夫婦の世界』でキャラクターの特色を生かした演技で好評を得ているパク・ヘジュン、Netflix映画『毒戦 BELIEVER 2』で独特のキャラクター演技を披露したイ・ジュヨン、映画『リミット』や『かくれんぼ』など、様々なジャンルで強烈な存在感と重厚な演技を見せるムン・ジョンヒ、映画『安市城 グレート・バトル』、『ペ・ソンウ』で重厚な存在感を発揮したペ・ソンウが、それぞれ8人の参加者を演じ、協力と対立、反目と裏切りを繰り返し、視聴者を画面から目が離せない状態にさせることでしょう。
ハン・ジェリム監督の初ドラマ制作
Netflixオリジナルシリーズ『ザ・エイトショー（The 8 Show ～極限のマネーショー～）』は、韓国の著名な映画監督ハン・ジェリムの初めてのシリーズ作品としての監督作です。『観相師－かんそうし－』（2013年）、『ザ・キング』（2016年）、『非常宣言』（2022年）など、人物間の心理を巧みに描き出してきました。
ハン・ジェリム監督は、『ザ・エイトショー』で、原作の「マネーゲーム」と「パイゲーム」の要素を融合させ、特有のブラックコメディタッチで脚色しました。監督は、この作品を通じて、8人の参加者が織り成す様々な人間の欲望や本性、そして資本主義社会の二面性を描き出そうとしています。彼は、視聴者がそれぞれのキャラクターに感情移入しやすいように配慮し、各エピソードの終わりには次のエピソードへの興味を引きつけるよう工夫しています。この点も、『ザ・エイトショー』の大きな魅力の一つです。
