ノーコードは、コードを書かずに
①Webベースアプリケーションを作ったり
②プロセスを自動化する
方法、技術、ツールをひっくるめてノーコードと言います
ノーコード関連キーワード
技術の民主化
ノーコードは、これまで開発者(SE、プログラマ)が占有していたソフトウェア開発を、コーディングができない人ができるようにする技術です。
ノーコードにより、ITシステムを構築することがIT部門だけではなく、実務者まで広がるし、個人がIT
ベースの小規模ビジネスを運営することが増えています。
ソフトウェア開発が多くの人々に広がっているという意味で「技術の民主化」、「一般人開発者の拡大」の手段として注目を集めています。
ビジュアルベースの開発
ノーコードツールは主にビジュアル開発方式を採用しています。
ツールごとに使い方は少しずつ異なりますが、マウスでコンポーネントをドラッグし、設定する方法で画面を構成し、各コンポーネントにロジックを付与する方法です。
開発ツールがうまくモジュール化されているので、ビジュアル開発方式でも、ほとんどの機能の実装ができます。
コード単位の作業が少ないので、コードを知らない一般人も簡単に学んで、使えます。
このような変化は、DOS時代からWindows時代への移行と同じようなインパクトがある変化です。
エコシステム統合
最近ノーコードが流行っている原因の一つは、ノーコードのエコシステムが成長したからです。
ノーコードツールは開発モジュールをそのツールの中だけで利用するのではなく、統合(Integration)機能を通じて他のツールと連動して利用できます。
それによって、個々のツールを利用して開発したものより、はるかにすごい生産性を達成できるようになりました。
車を作るのに車体、車輪、エンジンなどがすでにモジュール化されて準備されているので、組み合わせるだけで自分のオリジナル車が作れてしまうようなことです。
製品開発&自動化
開発者ではない人がノーコードを活用して達成できるのは ①プロトタイプ開発と ②業務自動化です。 社内システムやビジネス検討のため作るプロトタイプ、サイドプロジェクトレベルのITサービスはノーコードで簡単に開発できます。
また、顧客管理の自動化、採用管理の自動化、業務管理の自動化、ウェブクロールなどの業務関連の自動化も、ノーコードツールを活用してできるようになっています。
そして、このようなノーコードベースの自動化は、ノーコード製品の開発に発展セルこともできます。
ノーコードが皆さんに役立つでしょうか?
多くの人がソフトウェアで期待することは、生産性向上です。それでITに興味を持った人も多くいるかと思います。
しかし、これまではコードを書くことができず、誰かに助けを求めたり、それが嫌でコーディングを学んだ人もいるかと思います。
コーディングそのものが好きで学んだわけではなく、コーディングによる生産性向上やアイデアの実現が目的だった人なら、今はコーディングよりもノーコードが良い選択肢だと思います。
はるかに簡単で、早くて、安いコストで目標を達成できるからです。また、目に見える結果がすぐに出てくるので、IT業界の主な概念も理解しやすいです。
ノーコードで達成できること
- 業務ルーチンを排除することで、より簡単に&より少ないリソースで仕事ができます。
- アプリ、Web、ビジネスツールなどのアイデアがある場合は、迅速かつ安く実装してテストできます。 このようなアイデアを試すために採用したり外注する必要がなくなります。
- オンラインビジネスの運営が簡単になって、高速化され、安価になります。 1人企業や小規模ビジネスで採用や外注における費用を節約できます。
- 開発者に頼る必要がないので、業務運営や業務プロセス管理における自由度が高まります。