内部バリューを重視するインサイドアウト、顧客から始めるアウトサイドイン

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ビジネス戦略の発想法の中で、インサイドアウト(Inside-Out)とアウトサイドイン( Outside-In )という考え方があります。それぞれの考え方とそのアプローチを行った事例を簡単に紹介します。

インサイドアウト戦略

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デル(Dell)コンピューターは過去に世界トップのパソコン会社でした。その秘訣としては「デルシステム」という特有の生産・販売システムでした。顧客からオーダを受けてすぐにパソコンを組み立てて配送できるシステムがあったため、在庫をあまり持たずに低価格の良いパソコンを提供できました。

デルは企業内部の自分たちの強みを極限に伸ばすことに集中しました。このように、企業が自分自身の強みを判断し、それをもとに売上を伸ばして市場シェアを強化していく戦略をインサイドアウト(inside out)戦略と言います。

アウトサイドイン戦略

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一方、HPは顧客の意見を大事にしていました。その結果、個性が強い顧客は目立つし良いデザインのパソコンを欲しがることに気づきました。HPは各個人が選べる様々なバリエーションのデザインのパソコンを売りにして、業界のトップになりました。

このように外部の顧客の要求をキャッチし新たなビジネスを創出していく戦略をアウトサイドイン(outside in)戦略と言います。アウトサイドイン戦略は企業活動を顧客の立場から考えていくことがポイントです。

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アウトサイドイン戦略の最も代表的な企業はアマゾンです。アマゾンはオンライン書店としてスタートしましたが、今は書店とは言えないほどいろんなものを売っています。アマゾンの創業者であるジェフベゾスはアマゾンについて「顧客会社(Customer Company)」と定義しました。売るものを決めているわけではなく、顧客がほしいものを売る会社という意味です。

アマゾンはすべての仕事が顧客視点で始まります。作ってある商品をどのように販売するかではなく、顧客が何を欲しがるかを調べて、企業活動を行います。だから、本屋にもなれるし、スーパーにもなれるし、家電量販店にもなれます。

インサイドアウト戦略は企業内部の強みを極大化できるため、安定的であり成功可能性も高いです。しかし過去の成功に依存してしまうリスクが高いという側面もあります。市場と顧客から価値が生まれるのではなく、企業内部の必要によって価値が生まれる可能性が高いです。

変化していく市場や顧客に合わせて成長していくために、アウトサイドイン戦略を検討する企業はこれからも増えていくと思います。

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