『国民死刑投票』解説：登場人物、キャスト、ストーリー情報など

第一話では、犯罪者のベ・ギチュルが早期に釈放され、それが大衆の怒りを買います。その後、仮面をつけた男が「ギチュルを殺すべきかどうか」という公開投票を行います。驚くべきことに、ギ・チュルは誘拐されて殺され、その後仮面の男が極端な意見を呼び起こすビデオを公開します。

この事件を担当するのは、難解なケースを引き受けることで知られる警察官、キム・ムチャン。彼のチームは、ルールを曲げる警察官と犯罪者の混合チームです。一方で、内部告発者であり警察内でちょっと浮いているジュ・ヒョンが重要な証拠を見つけます。彼女は、妹のラップトップで殺人前に作成されたビデオを発見し、そのビデオには仮面の男が殺人後に言ったことと似たようなことを言っています。

ジュ・ヒョンは、仮面の男が以前ムチャンが8年前に調査したケースのクォン・ソクジュである可能性が高いと考えています。ソクジュは、娘の殺人犯が軽い判決を受けたため、自ら法を執行しました。エピソードは、おそらく刑務所にいるソクジュの画面で終わります。

第2話では、捜査チームがあまり賢くない方法で事件を解決しようとしています。ムチャンとジュ・ヒョンは、刑務所にいるクォン・ソクジュがケタルと何らかの関係があるのではないかと疑っています。ジュ・ヒョンは、ケタルが次に狙うターゲットがウム・ウンギョンであることを突き止めますが、彼女を守ることはできません。

さて、ムチャンは生きているのか、それとも死んでいるのか。ケタルがウンギョンを狙ったのは、彼女が過去に3人の配偶者を保険金目当てで殺したからです。ムチャンはウンギョンを救出しようと車で駆けつけ、最後にはケタルに爆弾を解除するように頼みます。しかし、車は爆発し、ジュ・ヒョンは驚愕の表情でそれを見つめます。

このドラマでは、ケタルが公開投票を行っていることから、人々が彼の行動をどう評価するかが大きなテーマとなっています。つまり、人々自身がケタルの「弁護士」と「陪審員」なのです。

ム・チャンが死んだのか、生きているのかは不明ですが、彼が生きている場合、それはケタルを捜査するための新たな方法となるでしょう。

ムチャンは死んでいなかったですね。車が爆発する直前にジュヒョンが彼を助けてくれました。ムチャンは軽傷で、病院で治療を受けています。しかしマスコミには重傷だと発表されています。これは、ケタルが一般人から支持されることを防ぐための作戦です。

ジュヒョンの妹であるジュミンはケタルのファンクラブの一員でしたが、最近は彼に疑問を持っています。ムチャンがこんなことをすると知って、彼女はケタルから離れます。一方で、ジュヒョンはムチャンのこの行動に怒っています。

さて、ジュミンは将来的に記者になりたいと考えています。彼女はすでに「記者の勘」でいくつかの情報を集めています。その中には、先生であるミンスが怪しい行動をしていることも含まれています。

ミン・ジヨン、ミンスの母親は、ケタルを自分の政治キャンペーンに利用する方法を考えています。彼女が悪役なのか、それともケタルのターゲットになるのかはまだ不明です。

最後に、ジュヒョンとムチャンはケタルがクォン・ソクジュの家でビデオを撮影したことを突き止めます。ソクジュは、ジュヒョンにムチャンをあまり信用しない方がいいと話します。

ケタルは最後に、ムチャンが無傷であること、そしてこれが警察の仕掛けた罠であったことをマスコミに公表します。ムチャンは動じず、ケタルをどんな犠牲を払っても捕まえると誓います。

４話では、ムチャンはメディアに対して大胆にも、ケタルを追い詰めるための彼の計画だったと公言します。その後ジュヒョンの家で過ごすことになります。ジュミン（ケタルのファン）とは意見が合わず、正義の在り方について議論が交わされます。

ムチャンは後に、クォン・ソクジュとの過去についてジュヒョンに全てを明かします。その話の中で、疑わしいケースについても触れ、議員の息子が関与している可能性があると指摘。その息子は現在、彼女に暴力を振るっています。

学校では、ジフンはミンスがジュミンに目をつけていることに気づいていますが、何も言いません。ジフンは何か証拠を集めているようですが、その詳細はまだ不明。
一方で、ジュヒョンは記者イ・ダヒにケタルとの連絡手段を要求します。ダヒは以前、ジュヒョンがミン・ジヨン事件の内部告発者であることを暴露した人物です。

なぜクォン・ソクジュは釈放されたのか？
クォン・ソクジュは独自の方法でケタルの心理を読み取っているようです。彼は刑務所からの手紙を通じて、ケタルの犠牲者についての情報を提供し、その代わりに釈放されるようにします。エピソードの最後では、彼はついに刑務所をから出て、ジュヒョンが彼を迎えに来る場面で締めくくられています。

４話で分かったように、ベ・ギチュルの妻が殺されました。彼女は何かに脅されていたようで、ムチャンが保護すると約束しても、彼女は怖くて参加できませんでした。犯人はケタルだと考えられています。

次に、ソクジュは釈放されたわけではなく、一時的な拘置所に移されました。彼はジュ・ヒョンと一緒にケタルの正体を突き止めようとしています。ムチャンはケタルを捕まえることが最優先です。

ソクジュは、以前知っていた二人の人物をデータベースで指摘します。彼らは議員ミン・ジヨンのために働いていましたが、教授とその娘に近かったです。現在、ミンスは彼の犯罪を母親に隠してもらっています。

第三の「国民死刑投票」が始まる前に、ジュヒョンは軍で性的犯罪を犯して逃げた人物を特定します。しかし、第三の「国民死刑投票」が始まると、ターゲットは特定できていない人物であることがわかります。

病院では、ケタルの次のターゲットはオ・ジョンスです。彼は軍隊で女性士官を性的にいじめ、自殺まで追い込んだ人物です。ケタルは彼のパソコンに完全にアクセスしています。ケタルはゲームの中で唯一のプレイヤーではなく、助けている人もいるようです。

病院で、ジョンスは自分を部屋に閉じ込めますが、ジフンもそこにいます。ジュヒョンはソクジュの力を借りて彼を助けようとしますが、ジョンスは警察を信用していません。

５話の最後で、ソクジュは混乱に乗じて鎖を解き、ジュヒョンは追っている男によって大変な危機にさらされています。ムチャンは病院のドアを壊して人々を救出しようとしています。

先週、オ・ジョンスに何が起きたのか気になっていましたよね。結局、爆弾処理班はケタルの仲間で、爆弾を解除するつもりはなかったんです。ムチャンはジョンスに絶対に部屋から出てはいけないと伝えます。その後、ガスが部屋に放出され、ジョンスはジフンを人質にして部屋から出ます。一方で、ソクジュは警察に通報するために足首のブレスレットを外し、ジュヒョンを救出します。

ジフンは怪我をしており、ジョンスは絞められています。ムチャンが救出しようとしたところで、教授がスプリンクラーを作動させ、犯人はジョンスを殺して逮捕されます。ケタルが本当に悪なのか、それともグレーゾーンにいるのかはまだ明確ではありません。

子供たちに戻ると、ジフンはかなりトラウマを受けています。彼はジョンスの死を願っていたからです。ジュミンはケタルを支持する理由を彼に語ります。それは、ケタルが彼女たちの両親を殺した人に対して正義をもたらすなら、感謝するからです。

ジョン・ジンウクはなぜムチャンを助けるのか？
彼は自分がケタルと一緒に正義を求めていることを認めます。ムチャンは感情的な脅迫を使って彼を説得します。ジンウクは最終的に心を開きます。

ミンスはケタルなのか？彼は警察を監視しており、ハッカーでもあります。ジュ・ヒョンは彼の名前が変わっていることに気づき、警戒します。後で、ミン・ジヨンは息子が再び殺人を始めた理由を尋ねます。それが明らかになると、彼はベ・ギチュルの妻を殺した人物でした。

過去に何が起きたのか、この話はその点で非常に興味深いですよね。フラッシュバックは、容疑者の身元を公表すべきかどうかという議論から始まります。ミンヨンは賛成、一方でソクジュは反対です。ユンソン（イ・ミンス）はミンヨンの息子で、ソクジュの大ファンです。彼は正義についても独自の考えを持っています。

ユンソンはソクジュの娘、ナレ、とその犬に嫉妬し、犬を誘拐して殺します。しかし、ソクジュはその事実を知らず、犬が行方不明だと思っています。何年も後、ソクジュはユンソンが何かおかしかったと気づきます。

ウテクはユンソンの「盾」として存在します。ユンソンが何をしても、ウテクがその責任を負います。ユンソンは次にナレを狙います。彼女は誘拐され、後に死体で発見されます。ソクジュはすぐに容疑者とされ、彼のイメージは完全に崩れます。

一方で、ムチャンはソクジュを信じています。彼はウテクが犯人でないことを証明しようとしますが、証拠が不十分で、ユンソンは逮捕されません。その結果、ナレの事件は終わります。

ジフンは誰？
ジフンはソクジュが8年前に養子にしたかった少年です。彼はウ・テクが殺される場面を目撃しており、そのことが彼の過去である可能性があります。現在、ジュヒョンとジフンはユンソン（現在はミンス）がケタルであると疑っています。

ソクジュとムチャンはミンスが最も可能性の高いケタルであると話しています。しかし、実際にはそうではない可能性もあります。

ケタルが一人ではない？
このエピソードでは、計4人のケタルが登場し、彼らの新しい計画は死刑囚を殺すことです。

次に狙われるのはムチャン？
ケタルは「犬のマスク」という意味で、正義を求める全ての人々を指します。警察はミンスを逮捕し、彼がケタルであると確信しています。しかし、次の国民死刑投票が始まり、ターゲットがキム・ムチャンになると、状況は一変します。

ソクジュはケタルなの？
ムチャンは一時的に休職となり、彼の過去やトラウマ、そしてジュヒョンとの関係に焦点が当たります。ジュヒョンはソクジュがケタルである証拠を見つけ、ムチャンからの電話でその事実が確認されます。ソクジュは刑務所の壁を壊して脱出するバンに乗り、自由の身となります。

このエピソードで明らかになったのは、ケタルが一人ではなく、多くの人々による組織であるという事実です。そして、その中心にいるのがクォン・ソクジュである可能性が高まっています。

ドヒは何をしているの？
ドヒはついに彼女の「ケタルショー」を公開しました。法的にどうなのか疑問ですが、彼女はケタルが国民からの支持を受けていると言い、視聴者が汚職に関与している人々の名前を投稿できるようにしています。しかし、ミンヨン（ミンスの母）はこのショーを政治的な野望のために利用しています。

ジフンの本当の正体は？
ジフンと彼の祖母は現在、クォン・ソクジュと一緒に暮らしています。ジュ・ヒョンは、ジフンの祖母がソクジュの医者であることに気づきます。さらに、ジュミンもジフンに疑念を抱き始めています。

ミンスはジュヒョンを捕まえる？
ソクジュはジュ・ヒョンとジョ・ダンがケタルを調査する方法を予測しています。ジュ・ヒョンはケタルが第二の天気アプリを通じて人々の携帯電話にアクセスしていることを突き止めます。その後、ジュ・ヒョンはムチャンが内通者であることを知り、彼との協力を断ち切る決意をします。

エピソード9の終わりで、ジュヒョンとジョダンはインターネットの修理のふりをしてミンスの家に行きます。ジュヒョンがミンスの秘密の部屋を発見するも、技術的なトラブルでファイルをコピーできません。ミンスが帰宅し、部屋の明かりがついているのに気づきます。これは誰かが部屋に入った証拠で、大変な事態です。

このエピソードでは、ケタルが一人ではなく、多くの人々が関与していること、そしてその中でどれだけ多くの人々が自分自身の目的のためにケタルを利用しているのかが明らかになりました。

エピソード10は新たな展開の始まりになりました。
これまでの混乱がリセットされ、ミンスが警察に自首する原因となったのは、ジュヒョンがナレの殺害のビデオを見つけ、ムチャンに送ったことでした。警察内部にはミンヨンのスパイ、ジンスがおり、このビデオが議員ミンヨンに届けられました。ミンスは警察に保護される形で自首し、ジュヒョンはついに解放されました。

外部では、ミンとジフンが事の真相を追い、ジュヒョンはミンスが逮捕されたことを知ります。警察はビデオの情報が漏れたことを疑い、ムチャンはジンスがスパイであることを突き止めそうです。ミンヨンは既にミンスの釈放の準備を始めていました。

一方、ソクジュは計画が止まってしまったことに失望していますが、新たな策を考え出します。彼はドヒと会い、彼女の番組に出演し、新たな国民死刑投票を開催することを告知します。これはミンスを罰するもので、視聴者はすぐにミンスのことを理解しました。

ジフンがソクジュの組織内でユンジュンと一緒に暮らしていました。ユンジュンはジフンにドイツへ行くよう勧め、ムチャンは警察で推理を進め、ソクジュがウタク殺害の目撃者である可能性が高いことを突き止めます。

ミンスの死については、ソクジュがミンスを誘拐し、国民死刑投票を開始するまでの過程が描かれています。ミンスはナレを殺した理由を明かし、ソクジュは怒りを露わにします。ミンスは自らの非道さを見せつけ、投票によって死刑判決を受けます。

ジュヒョンとムチャンはミンスを探し、国民死刑投票が実施されているネットカフェを見つけます。ムチャンは運良くソクジュを見つけ、警察は突入してソクジュを逮捕します。ミンスは死んでしまいそうでしたが、ムチャンは義務感からミンスを蘇生させることを決意します。

１０話の最後には、ソクジュはムチャンにミンスを助けないようお願いしますが、ムチャンは職務を全うすることを選びます。最終的にミンスの命運は決まっておらず、ジュヒョンはジフンを逮捕するかどうかの判断に苦しんでいます。

１０話はミンスの真実が明らかになって盛り上がったエピソードでした。ミンスはもっとドラマに登場してほしいですね。ミンスが登場するたびに物語が盛り上がります。そしてこれからソクジュがどう動くのにも注目です。

この回では、ミン・ジヨンが意図的に交通事故を起こしました。警察に護送されていたイ・ミンスとクォン・ソクジュは、それぞれの車に乗っていました。この時、ミン・ジヨンはクォン・ソクジュが乗る車を特定し、事故を起こそうとジンスに尋ねました。しかし、ジンスは彼女に嘘をつきます。

クォン・ソクジュはトラック運転手を買収し、ミンスとジンスが乗る車を狙って事故を引き起こしました。この事故でイミンスは重傷を負い、クォン・ソクジュは彼に近づきます。ミンスはナレのことでクォン・ソクジュを挑発します。

激怒したクォン・ソクジュはミンスを殺そうとガラスの破片を手に取りますが、ムチャンに止められます。しかし、刑務官のチョルミンがクォン・ソクジュの手錠を外すと、彼はミンスに襲いかかり、ミンスは炎上する車の中で死亡します。そして、クォン・ソクジュはチョルミンと共に逃走しました。

一方、ムチャンは内部に情報漏洩者がいるのではないかと疑い、部下のジュヒョンにジンスの通話記録を調べるよう命じます。ジュヒョンはジンスが情報を漏らしていることに気づき、彼がチームリーダーのために大きな犠牲を払ったことを伝えます。

ムチャンはジヨンの家を訪れ、彼女はムチャンとクォン・ソクジュが自分の息子を殺したと激怒しますが、ムチャンは彼女の怒りをかき立てます。ジヨンは国に対して全面戦となると宣言し、ムチャンは彼女に挑発し続けます。

同時に、クォン・ソクジュはキム・ジフンを守ろうと努力し、ジフンに公開手配が下されます。ジフンはクォン・ソクジュに対し、ナレを救いに行かなかったことを恨んでいるかと尋ねますが、クォン・ソクジュはそんなこと思ってないとなぐさめます。

最終的に、クォン・ソクジュは自らが立ち上げた国民死刑投票の対象者になることを決意します。彼は公に「自分の死刑を国民の投票に委ねる」と発表し、その理由を明かしました。そして、投票が終わった後に自殺すると予想されていたクォン・ソクジュは、実際に首をつる姿が描かれますが、ムチャンが彼の命を救おうとし、次回への期待を高めています。

「国民死刑投票」結末解説