ニュージーンズ、専属契約を正式解消 – K-POP業界の新たな道筋を切り開く
人気ガールズグループ**ニュージーンズ（NewJeans）**が、2024年11月29日付で所属事務所ADORとの専属契約を正式に解消したと発表しました。この決断は、K-POP業界におけるアーティストと所属事務所の関係に新たな光を当てる出来事として注目されています。メンバー全員が深い苦悩の末に下したこの決断には、背景に複雑な事情が絡んでいます。
ニュージーンズの声明 – 契約解消の背景
ニュージーンズは公式声明の中で、ADORが専属契約上の義務を果たさなかったことを理由に、契約解消を決定したと述べました。メンバー全員が自ら署名した「契約解消通知書」は2024年11月29日にADORへ届けられ、契約は即時に効力を失ったと説明されています。
声明によると、ADORは過去数か月間にわたるメンバーからの複数の是正要求を回避し、適切な対応を行わなかったとされています。具体的な問題については以下のような指摘がなされています。
- 専属契約の義務違反 – メンバーの利益を守るべきADORがその役割を果たさなかった。
- 真摯なコミュニケーションの欠如 – メンバーとの対話を避け、問題解決を先送り。
- 是正行動の拒否 – 是正要求期間中、物理的に対応が不可能な状況を自ら作り出した。
専属契約解消の法的根拠
ニュージーンズは契約解消に伴い、「違約金を支払う義務はない」と明確にしています。その理由は以下の通りです。
- メンバー全員が専属契約に基づく義務を誠実に果たしてきた。
- 契約解消の原因は専属契約上の義務を果たさなかったADORにある。
また、ニュージーンズは解消以前にADORが第三者と結んだ契約（広告契約など）については引き続き誠実に履行する意思を表明し、他者への影響を最小限に抑えることを約束しました。
メンバーからの感謝と今後の展望
ニュージーンズは声明の最後に、今回の決断が「精神的な苦痛から解放されるためのやむを得ない結論」だったと述べています。同時に、これまで支えてくれたファン「バーニーズ」や関係者に対する感謝を表明し、以下のように今後の活動への意気込みを示しました。
「私たち5人は、これからも良い音楽を届けるために全力を尽くします。どうか私たちの未来を見守り、応援していただけると幸いです。」
ニュージーンズの決断がもたらす影響
今回のニュージーンズによる専属契約解消の宣言は、K-POP業界においてアーティストが所属事務所に対して持つ権利を再認識させる重要な契機となりました。特に、これまでの「事務所主導」の関係から、「対等な契約関係」を再考させるきっかけとなる可能性があります。
ニュージーンズのこの新たな一歩が、K-POP業界全体にどのような変化をもたらすのか、そして彼女たちの自由な活動がどのような成果を生むのか、今後の展開に注目が集まります。
ニュージーンズのこれからの活躍を応援し、彼女たちの新たな挑戦を見守りましょう。
