社会人の基本的な考え方:MECE(ミーシー)とSo What? / Why So?について優しく解説

社会人になって一番難しいのが、ビジネス的な考え方ではないかと思います。新入社員が何か発言するとよく言われることは「結局、言いたいことはなに?」と言われがちです。先輩社員が意地悪でそう言ってるわけではないと思います(多分)。社会人として問題の解決の仕方やプロセスは学生とは少し異なるところがあるからです。

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漏れなく、ダブりのなく全体を網羅するMECE

MECE(Mutually Exclusive & Collectively Exhaustive)とは、もれなくダブりなく全体を網羅する考え方を言います。企業やビジネスで何か問題解決やソリューションを検討する際に必ず登場するのがこのMECEです。

例えば、Aという会社の製品であるスマホの売上が下がっているとしましょう。上司がその理由について意見を聞いた場合、どのように答えますか。「値段が高いからですかね。」「ブランドイメージがよくなくなったからと思います。」のように答えると、何か足りなくないでしょうか。応えがあっているかあっていないかではなく、社会人としてのアプローチの仕方に何か課題を感じる答えです。

このような回答はいかがでしょうか。「現状、スマホ市場を分析すると、価格の面では~~、マーケティングの面では~~、販売チャネルは~~、最後に製品は~~だからだと思います。」単に高いからとかではなく、論理的に様々な要素から原因を探しだすことが、MECE的な考え方になります。

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MECEの使い方

MECEは一つの課題やテーマに対して、論理的に構造的に分類する手法であることが分かりました。特に問題解決する際に根本原因を分析する際によく使われます。

説明だけではピンとこない方のために、MECEを使ってトランプカードを分類すると考えてみてください。まずは、黒いカードと赤いカードに分類できます。次は黒いカードはスペードとクローバーで、赤いカードはハートとダイヤモンドで分類できます。そうすることで、もれなくダブりなくトランプカードを分類することができます。

また、ビジネスシーンでは顧客をよく分類します。顧客を女性と男性で分類し、次に年齢別に分類することができます。さらに、アパレルのお店だとしたら、オンラインショップ、オフラインショップ、ショップチャネル等で分類することができます。

会社ではMECEを使う場面は多く登場します。特に問題が発生した時にMECEを使って様々な観点から原因分析をすると、新人らしくないと褒められると思います。

So What? / Why So?

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次に、「So What? / Why So?」という考え方です。これはビジネス的な考え方の基本になります。So What?は「だからどうしたいの?」に対する答えです。Why So?は「なぜそうなるの?」の回答になります。

ビジネスのコミュニケーションやドキュメントを作成するときに常に頭に入れておく質問がこの二つになります。私は「何を主張したくて(So What?) 」「その根拠と理由はこれ( Why So? )」っていうことを覚えておきましょう。この質問に対する答えが論理的に整理されていなければ、上司は必ず「 結局、言いたいことはなに? だから何を言いたいんだ」と逆質問してきます。

私の結論はなに?(So What)

自分が言いたいことです。「私の結論は~~です。」「~~という対策が必要です。」「~~を検討しなければなりません。」などで自分の主張をまとめておきましょう。

その根拠はなに?(Why So)

自分の主張に対する根拠です。「なぜなら~~だからです。」「一つの理由は~~で、二つ目の理由は~~です。」という文章で論理的に主張とつながらないといけないです。

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最後に

MECEと So What? / Why So? がしっかり身につけば、社会人としてビジネス的な考え方は身につけられたと思ってよいです。他にも、ゼロベース思考法や戦略的思考など上位レベルになるにあたって必要な考え方はありますが、MECEと So What? / Why So?の考え方が基本になるので、徐々にステップアップしていけばよいです。

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